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Ⅰ　はじめに

　イベントを開催するなど、法人で学生アルバイトを雇用することがあります。学生アルバイトであったとしても、労働基準法等の労働法が適用されるため、労働管理には留意する必要があります。 　　学生アルバイトの働き方の状況により、社会保険の加入も必要になり、使用者が適切な雇用管理をしなければ労働紛争に発展することもあります。適切な雇用管理はそういった問題を未然に防ぐことにもつながります。 　　そこで、本稿では、学生アルバイトの雇用管理について、法人が留意しなければならない点について、Q＆Aを交えて解説します。 　　なお、令和 6 年 4 月に、労働条件明示のルールが改正され、労働条件の明示事項に① 就業場所、業務の変更の範囲、②更新条件の有無と内