【インタビュー】文化芸術経営の第一人者 高橋透氏 基本法成立にみる文化芸術の新しい役割を語る

これからの行政と文化芸術のかかわり

 昨年、「文化芸術振興基本法の一部を改正する法律」が施行された。これにより2001年に成立した文化芸術全般にわたる基本的な法律を定めた「文化芸術振興基本法」は、「文化芸術基本法」へと名称が改められた(「振興」の2文字がとれた形となる)。
 もちろん今回の改正は法律名ばかりでない。これまでの文化芸術の振興にとどまらず、これからの少子高齢化・グローバル化社会に対応するような観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業などの分野での施策をこの法律の範囲に取り込むことが目的とされている。
 また、この改正の具体策を示した「文化芸術推進基本計画(第1期)」が今年3月に公表されたが、ここには202
                           

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