『不測の事態』を経験する前に知っておきたい法人運営の方法
公益法人会計の有価証券の減損
2020年07月28日
内野恵美
(うちの・めぐみ 公認会計士・税理士)
(うちの・めぐみ 公認会計士・税理士)
先般、コロナショックが発生し、法人が保有する有価証券の評価額が大幅に下落したところも多いと思われる。今後、第2波、第3波がくることも考えられる。ここではいざという時、経理担当者が慌てぬよう、有価証券の減損について解説することとする-。
はじめに
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う様々な影響により企業の事業活動も多大な制約を受け、証券市場における株式等有価証券の市場価格も急速に下落した。このため3月決算法人においては、保有有価証券の時価評価額が下落し、評価損又は減損損失を計上した法人も少なくないと推察される。その後、4月以降の証券市場は、緊急事態宣言とその段階的解除等に伴い、回復傾向にあるが、今後も国内の感染者の動向等に応じて、不確実な状況が続くと
この記事はシェアコモン200利用法人限定です。
無料登録いただくと、公益・一般法人に関する無料登録の方限定記事や
各月の作業内容をつかめる実務カレンダーがお読みいただけます。
- 最新の法改正に関するセミナーなどの情報を受け取れます!
- よくある相談と専門家の回答をメールにてお届けします!