【レポート】ゆるキャラPR手法への大いなるアンチテーゼ!? 公益法人初のグランプリ「カパル」の取組みに迫る

斉藤永幸
(非営利組織ジャーナリスト)

ゆるキャラがもたらす社会的効果と問題点

 「ゆるキャラ」、いわゆる「ご当地キャラクター」が当たり前になったのはいつくらいからだろうか。「ゆるキャラ」という名称は、漫画家・エッセイストである、みうらじゅん氏が考案し、商標登録されている。その言葉は一般化し、2008年には新語・流行語大賞にノミネート。今では普通の言葉として幅広い年代に認知されているだろう。
 ゆるキャラがニュースを沸かせたことも多い。2007年に彦根城築城400年祭りのイメージキャラクターとして登場した「ひこにゃん」は、瞬く間に全国で人気となり、イベント限定のキャラクターであったはずがその後も地域のPRを担っている。また、2010年に登場し、いまだに根強い人気
                           

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