経理業務に係るナレッジマネジメント
―変化に対応できる組織にするために―

永島徳大
(ながしま・とくひろ 公認会計士・税理士)

Ⅰ はじめに

 当記事を執筆するきっかけとなったのは、ある法人での決算前の打ち合わせの帰り道にて、ふと感じた不安からでした。「もし先ほどの経理責任者の方が新型コロナウイルスに感染して出社ができなくなった場合、今回の決算業務が回らなくなるのではないか」。
 これは、多くの公益法人・一般法人のお客様で共通していることとして、「 1 人の経理責任者に知識が集約している」点について筆者は常々考えており、新型コロナウイルスをきっかけにこの不安が表出化したものです。
 平成20年(2008年)に新しい公益法人制度が施行されてから10年以上を経過している昨今、この改革時期を経験され、公益法人・一般法人の会計・税務に精通した方の年齢が定年間際になっている法人も多いので

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